大学生の娘が「就職したくない」と言ってきた(タイトル付きは教師の介入)
1 就職せずになにをしたいのかをはっきりさせるべきだと思う。
2 ぜひとも人生プランを聞きたい。あいまいな答えなら葛をいれる!!
3 活の入れ方 この問題は、学生の自分が真っ最中の課題だから、自分の就職意思に関する自己内対話をしてから、書いてくれた様子がうかがえます。良かったです。「活を入れる」というのは、笑えました。(^^)しかし、どのように活を入れたら、就職したくない娘が、本気で人生プランを作ろうという気になって、就職しようとする娘に変わるのでしょうか。ほかの学生も、「就職したくない娘への活の入れ方」について論じてください。
4 就職をせずにどう生きていくのかききます。
5 なぜ、就職したくなのかを、ちゃんと聞く、頭ごなしに怒ってはいけないと思う。
6 社会人は仕事が生きがいや軸になる人が多いと思うので、その旨をきちんと話てみる。
7 正社員で働かないと将来困ることをきちんと理解させる。(正社員とフリーターの違い)
8 まずはしたくない理由を聞く。
9 就職をせずにこれからどうやって生きていくのかを聞いてみる。
10 親として、いつでも娘(あなた)を応援し、サポートする姿勢をみせ、言葉にして感情的にならず優しく穏やかに娘さんの話をきいてあげる。そして、これからどうして生きたいのか、一緒に考えて励ましあっていく必要がある。きっと、そんな事を言いだしたからには、親の知らない間にとても苦しみ、葛藤しついて辛い心理状況だと思うのです、話して知る事が大事。
11 共感 どんな人でも、就職することへの不安があるはずだ。いまはその不安を乗り越えたひとも、自分の不安要因を思い出さないと、娘への共感はできない。
12 私は働きたくないと考えているから、その意見も良いと思う。しかし、その空いている時間何をするのかは考えるべきだと思う。花嫁修業にでも行くでも、また勉強しなおすでも
13 今親が子供のために思って、自分の意見を言わないとちゃんと親との接し方が分からずに精神的な病気になってしまう子が多いと聞く。だからどうして働きたくないのかをしっかり生きいたうえで、それは生き方についての迷いなのか、それとも他にやりたいことがあるのか、それとも気分的な問題なのかを聞きそれに対して、なぜ就職しないのかを明確にする必要はあると考える。
14 人はなぜ働くのか 今回の前提は、「親が大学生の娘を養うだけの蓄えがある」ということでしたね。そうすると、それでもあえて職業に就くことの意味は、大変見つけづらくなってくるはずです。「私は働きたくないと考えているから、その(娘の)意見も良いと思う」と書いてくれた人、正直に書いてくれてありがとう。でも、学生は、「それでもあえて職業に就く」必要があると思います。それはなぜなのか。これを見出せないと、「できれば就職したくない」という前提のもとでの就職活動になってしまいます。今後も、正直な書込も歓迎しますが、これまで社会に支えられてきた自分の立場を、今一歩踏み込んで考えてみてください。「じゃあ、たとえば、専業主婦などについては、どう考えればよいのか」など、みなさんに、卒業までに深く考えてほしい課題はいっぱいあります。
15 子供に「就職しなさい!」といって、いやいや就職活動をして就職してその中で意味があるかというとないと思う。そういう意味では就職は無理にしなくてもいいと思います。だが、将来を自分でどう生きていくか考えがあるならでは就職しなくても良いと思うが、ただ就職しないでゆっくりしたいであるんなら親子で職業に就くということを考えるべきだと思います
16 人間にとっての職業という義務 人は、社会や地域に支えてもらっているのだから、社会や地域を支えなければなりません。社会は、人々の支えあいによって成り立っているのです。社会の構成者が、社会を支えようとしなければ、その社会は崩壊してしまうでしょう。人々は、職業や暮らしのなかで、たがいに支えあって生きています。先ほどの問題提起は、じゃあ、専業主婦はダメなの?という意味です。深く考えてみてください。ヒント:あいさつって、どんな効果がある?
17 個人完結型から社会開放型へ いい大学に入って、いい企業に就職して、という親の考え方、どう思いますか。純粋に娘の幸せを願ってのことなのだろうか?娘が社会に貢献するようになることを、本当に願っているのだろうか?疑問ですね。どうしても、娘のことばかりに目が行ってしまうのでしょう。個人完結型子育て観ですね。私は、実感としては、そのような判断基準を超えた生き方をしっかりできる卒業生が、幸せな職業生活を送っていると感じています。みなさんは、生涯教育学を学んでいるのだから、「人はなぜ働かなければいけないか」の答を広い視野を持って、出してください。
18 純粋に、子どもと一緒に未来予想図をつくってみる!何歳ぐらいで結婚したい〜、子どもは何人欲しい〜、じゃあそのために何が必要かな〜、どんな親になりたいかな〜、それにはどうすればいいかな〜、そんな話をしながら、なにがしたいのかおしゃべりのなかで聞いていく!といっても、そういうことをできるようにするためには、信頼関係を構築しておくことが必要だ。
19 未来予想図を作ることに賛成です!!自分の将来をあやうやに考えているからこそ、現実が見えていないのだと思います。私も子供心で自分の子供と将来について話すのが楽しみです。
20 確かに信頼関係を構築しておくことは大切だと思います。さりげなく聞き出すこともそうですが、子供が自分から話したくなるような関係づくりが大切だと思います。
21 やっぱりなんでも話せる親子関係って大切ですよね。私の家もぱぱ、まま共に友達感覚でなんでも相談できます。恋愛話に関しては嘘つき娘に豹変しますが!
22 生育歴 生育歴のなかで、人間に対する基本的信頼感を養うことのできる環境にいた学生は、結婚、セックス、出産、子育てのすべてに、肯定的感情をもち、人生の生産的構えをもつことができます。しかし、生涯教育文化学科にきた以上、それに甘んじていないで、そのような信頼感を他者に持てないでいる人の気持ちに寄り添い、共感的理解のもとに接し、自他理解を深めるように努力してください。人生や人間関係を肯定的にとらえられず、苦しんでいる若者は、現代社会では多数います。その支援のあり方を、よく考えてください。そうでなければ、生涯教育文化学科に入学した意味がありません。このことが、何人かの学生に私が言った乱暴な言葉(汗)、「悩みがなくて人格円満なあなたは、このままでは指導者としての資格がない」という言葉の意味です。
23 なぜ就職しなければならないのかを、学校の先生ですら教えてくれなかった気がします。それなのに、進路指導はむかつきます。
24 就職=お金だと思う。しかし将来の安定とは言えない。
25 私も就職なんてしたくないと思ったことは何度もあります。でも、母に相談して、自分のやりたい事や好きなことなど色々話すことで、それを生かした自分にできることがあるのではないかと思うようになった。そして、その思いをあたたかく認めてくれることが私としても嬉しかった。失敗してもいい、自分のやりたいことを最後までやり遂げるように言ってあげたい。
26 「いい大学、いい企業」でなくてはいけないわけではないと思います。それは世間の外面的な価値観でしかないと思うので。それが自分や娘の価値を上げると思っているのではないでしょうか。でも、自分を活かすことも就職することも、中身がものをいうと考えます。自分が頑張ってきたことなど経験を自分や人のために活かすことで得られた達成感や感情、学び等が本当の「自分の価値」になっていくのではと思います。
27 私は親や家族に「人はなぜ働かなくてはいけないのか」という質問をした時、「働かざるもの、食うべからず」と返されたことがあります。確かにそうかもしれないけど、その考えを素直に受け入れられない気持ちが強かったです。そんな思いをしている人はたくさんいるだろうし、私はなんて言ってあげられるだろう…。
28 価値観 「なぜ働くか」については、価値観の問題です。相手に、自分の価値観を押し付けることはできません。しかし、子どもに聞かれたとき、親の価値観をはっきり示す必要があるでしょう。その意味では、「働かざるもの、食うべからず」とはっきり言える親って、素敵なんじゃないでしょうか。あなたはあなたで、それも参考にし、自己内対話によって、納得できる価値観を明確化する必要があります。自分の意思で、現実社会での自分の位置を確認しながら、自分の人生を生きていくのです。
29 価値観ゲーム そういえば、価値観ゲームをやりましたよね。あのときの結論を思い出してください。
30 そういえば、「あなたの働く理由を教えてください」って就活ですごく聞かれた。心の底から言っている内容と、キレイゴトを並べただけの内容は、本当に聞いていて簡単にわかった。早い段階から、自分はなんで働きたいかを考えて、それに向けて努力してきた人の目の輝きは見ていて惚れ惚れした。何のために働くかを考えようとしている段階から、ここに書いているみんなはその一歩を踏み出しているんだなぁ。
31 働きたくないならその理由を聞く。でも働いている親にも問題があったのかと気にすると思う。そして私たち親が死んでしまったら生きていけないということを教える。すぐには働かなくてもいいから自分の好きなことを見つけてみなさいというと思う。そのための専門学校や短大は援助したいが実際問題お金もそんなにないだろうし難しい。
32 結婚しなさいという。そして働いていない人と結婚したいと思うかを聞いてみる。そこから結婚までは自分で考えさせる。しかし社会に出ていないまま母親になってしまい教育するのも苦労しそう。
33 私も就職したくないと何回も思ったことがある。しかしそれは疲れているときや楽したい時で、いつも一時的なことであった。私は働くことは生きることであると思う。どんな職業でも働いている人は活き活きしていて、輝いているように見える。わたしは教育の現場や、病院、高齢者施設、障害児施設などに実習に行く機会が多く、様々な職種の人と出会ったが、皆自分の職にプライドを持っていて素直にかっこいいと思えた。自分の個性を発揮できたり、能力を活かせたり、それが認められたりするとき人は生きがいを感じるのではないかと思うのではないだろうか。そういったことを伝えられればと思う。
34 大学受験をする前の進路に悩んでいたとき、塾の先生に「良い人(高学歴、高収入な魅力的な人)と出会って結婚したいなら、自分もそうなる必要がある。そういう人は同じような人を求めるのだから。」と言われたことがすごく印象に残っていて、今も時々そのことについて考えることがある。高学歴高収入な人が良い人だとはいえないとは思う。しかしそれを言われてハッとした自分がいたのも事実であった。魅力的な人と結婚するには、自分も同じくらい魅力的である必要があると気がついたからである。もし自分が魅力的な人だったら、働かずに親のすねをかじって遊んでばかりの人と結婚なんて絶対したくないし、もっと自分と同じような探究心があって視野の広い活気がある自立した人(魅力的な人)と結婚したいと思うだろう。だから結婚したいときにうまく良い人と結婚できるわけではないことを伝えたいし、魅力のある人とは何か考えさせてそのような人間になって欲しいと言いたい。また、親は子どもを養うために生きているわけではなく、親には親の人生があり、子どもは親の人生に乗りっぱなしではなく自分の人生を歩むようにと伝えたい。
35 私(母)と暮らすことが今幸せに思ってくれることも私も嬉しい。だけど、一緒に暮らすことだけでは幸せに思えない。娘が私と生活しているなかで自由に好きなことをしてもいい。当該の母親であるなら私はこう言うであろう。もし、そのなかで続けていきたいことができたら、私から離れてください。それが私は一緒にいることよりも、遠くからみていることが一番の幸せだと伝える。
36 遅れてしまい申し訳ありません。私は卒業したら就職先決まってあろうがなかろうが、絶対働かせたいと思います。なぜなら、例えお金に困らなくて生活に余裕があっても、成人になっている以上社会人として外に送り出して、社会で沢山磨かれて立派な人間に成長して欲しいからです。自分の子どもにはまず自立自律が出来て、社会に出て適正できる人間になって欲しいからです。まずは自分がそうあってからの話だと思います。
37 遅くなってしまい申し訳ありません。「働く」ことは初めて自分が社会貢献できる場にもなり、働いている中で生きがいを見つけることができるのではないかなど、大変な面だけではなくて良い面を娘に伝える。
38 自分のやりたいことと仕事が合ったら良いことだけれど、そうではなくても、その仕事をしていくうちに楽しみややりがいを見つけると充実するのではないかと感じる。
39 働くことについて家族の中でよく話し合う。娘の「働きたくない」理由をよく聞いて、親の経験談も交えて伝える。