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若者文化研究所は若者の文化・キャリア・支援を専門とする研究所です。

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ものの見方・考え方CONCEPT

 若者文化研究所 西村美東士


なぜ見切り発車して「彼氏が(彼女が)世界一」と言えるのか


二人のメモリー(プロセス)だけは二人だけのものだ。二人だけの「思い出の○○」を、ほかの誰も知らない。だから、世界一なのだ。



「もてたい」と思っている人はもてない


男性が女性に「もてたい」と思うのは自然だ。
しかし、そう思っても、もてるわけではない。
むしろ、女性からは、毛嫌いされる。
残酷なことだと思うが、女性の気持ちになって考えればわかることだ。




人が求めているのは事実ではなく真実だ


なぜ人は小説を好んで読むのか。事実ではないけれど、真実を感じられるからだ。それは、虚偽ではなく、虚構である。虚構は、人間の真実に基づいている。



愛の反対語は「憎しみ」ではない


愛の反対語は「無関心」である。「憎しみ」ではない。「愛憎」は一対の言葉だ。「愛」だけ求めるのは、虫が良すぎる。アンビバレンツ(両面価値)を真実として受け入れるほかはない。



「虫が良い」と言えば・・


なぜ自分は頑張れないか。それを悩む人は、「自分は虫が良すぎるのではないか」と反省した方が良い。なぜなら、自分が「いつも頑張れる人」などという完璧な人間であるはずがないから。



出会いは、人に強制できない


「虫が良い」と言えば・・、「自分がこれだけ期待しているのに、なんであなたは」と文句を言う人も虫が良い。
「出会いとは何か」についての詩を掲げておきたい。

私は私のことをする。
あなたはあなたのことをする。
私は、あなたの期待に沿うためにこの世に生きているのではない。
あなたも、私の期待に沿うためにこの世に生きているのではない。
あなたはあなた、私は私である。
しかし、もし、機会があって私たちが出会うことがあればそれはすばらしい。
もし出会うことがなくてもそれはいたしかたのないことである。
(パールス「ゲシュタルトの祈り」)


ちなみに、教育は、自立した者同士の学び合い支え合いを助ける活動である。



たとえ出会っても、変えられない



出会ったとしても、自分が思うようには、相手は変わってくれない。
そういうとき、「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」
という言葉を思い出すと、ちょっと救われた気になる。
しかし、「過去の解釈は変えられる」と思えるときがある。
「相手が変わるのを手伝うことはできる」と思えるときがある。
でも、それは、自分が元気なときである。

ふさぎ込んでいると、ほっといてくれる



ふさぎ込んでいると、ほっといてくれる。 それは人のやさしさである。

つづく


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