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若者文化研究所
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このグラフから次の3点が読み取れる。第一に、「友達と意見が合わなかったときには、納得がいくまで話し合いをする」交渉型は、今や貴重な存在になっていること。第二に、「どんな場面でも自分らしさを貫くことが大切」とは思わない状況対応の若者が10年前に急激に増えており、青年期の発達課題であるアイデンティティの内容に重要な変化があったことが示唆されること。第三に、このような変化に比べ、「友だちとの関係はあっさりしていて互いに深入りしない」とする淡泊型の若者の増加は、すでに限界域に達しつつあると思われ、上の世代が若かった頃と大きな差は見られないこと。
ここで目立つのは「貫徹志向交渉型」の減少である。このタイプには、2002年と2012年の両方において、年齢、性差、親との同居、学生か有職者かなどの属性面での有意差は見られない。つまり、その減少は、若者全般の傾向ということができる。